【週末の地理】あなたの街に「何もしなくていい場所」はありますか?
家でも学校でもない、若者の「第三の居場所」を探す
「地元には何もない」。その“ない”ものは、店や仕事だけではないのかもしれません。何も買わず、誰にも評価されず、ただそこにいていい場所。今週末は、家でも学校でもない「第三の居場所」を、自分の街で探してみます。
地理おた部
2026.07.24
読者限定
こんにちは。地理おた部です。
月曜日は、「地元には何もない」と感じる理由を考えました。
水曜日は、その言葉の奥に、進学先や仕事だけでなく、「居場所がない」「出会いやチャンスが少ない」「地元から離れたかった」という感覚があることを、内閣府の調査から読み解きました。18~39歳1万人を対象にした調査では、「地元から離れたかった」と答えた人ほど、「家や学校、地域に居場所がなかった」「若者が楽しめる場所や施設が少なかった」なども選ぶ割合が高くなっています。これは因果関係を証明する調査ではありませんが、若者の転出を仕事と進学だけでは説明できないことを示す材料になります。
この記事は無料で続きを読めます
続きは、4375文字あります。
- 家と学校だけで一日はできていない
- 「第三の場所」とは何か
- 若者にとって「無料」はかなり重要ではないか
- 「若者向け施設」が、若者の居場所になるとは限らない
- 研究でも「第三の場所」の有無に差が見られた
- 今週末のミッション
- あなたの街の「居場所地図」をつくってみる
- 図書館は最強の居場所なのか
- 「若者が集まっている=迷惑」と考えていないか
- 「何もない街」に本当に足りないもの
- 見方が変わると、味方が増える
すでに登録された方はこちら