青森国スポなのに、馬術は山梨? 競技会場が県境を越えた理由

10月10日に本会期が始まった「青の煌めきあおもり国スポ」。ところが公式の競技会場を見ると、馬術が行われるのは青森県ではなく山梨県北杜市です。「青森大会」なのに、なぜ山梨? 準備の記録を追うと、スポーツ大会の地図が、県境だけでは決まらないことが見えてきます。
地理おた部 2026.10.12
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10月10日、「青の煌めきあおもり国スポ」の本会期が始まりました。

本会期は10月20日まで。

青森市、八戸市、弘前市、十和田市、むつ市など、県内各地でさまざまな競技が行われます。

ところが、公式サイトの競技会場を眺めていると、

一つ、かなり気になる競技があります。

馬術です。

会場は、

山梨県北杜市。

山梨県馬術競技場。

青森県ではありません。

「青森国スポ」なのに、馬術は山梨県で行われるのです。

競技日は10月15日から18日まで。

なぜ、これほど離れた場所で開催するのでしょう。

青森県の準備資料をたどってみると、その理由はかなり具体的に残されていました。

まず、馬術は少し特殊な競技

国スポの公式サイトは、馬術について、

国スポ競技の中で唯一、生き物を扱う競技

と説明しています。

競技をするのは選手だけではありません。

馬も一緒です。

そのため、単に広い競技場があればいいわけではありません。

大会準備の資料を見ると、

馬の健康検査。

防疫。

診療。

装蹄。

馬の輸送。

厩舎の管理。

飼料や敷料の確保。

馬糞の処理。

といった項目が並んでいます。

つまり、

「競技スペースを確保する」

だけでは足りません。

馬が安全に滞在し、競技できる環境を丸ごと準備する必要があります。

ここで、

「では青森県内に新しく造ればいいのでは?」

と思うかもしれません。

ところが、実際の準備はそう進みませんでした。

青森県内には「基準を満たす既存施設」がなかった

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続きは、2314文字あります。
  • 2018年、山梨県の競技場を見に行った
  • 「新しく造る」が正解とは限らない
  • 国スポのルール自体が「県境を越える」ことを想定している
  • 地図にすると、大会の見え方が変わる
  • 「なぜここ?」と考えると、施設の地理が見えてくる
  • 「青森なのに山梨」は、間違いではなかった

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